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相続空き家所有のリスクと老朽化を防ぐ管理方法や活用方法をわかりやすく解説

実家を相続により取得にも関わらず、相続した家を管理できないまま空き家になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

空き家を所有したまま、放置しておくと急速に老朽化が進み、最悪の場合倒壊の恐れがあります。

老朽化を防ぐためには、定期的な管理が必要です。また、空き家は所有しているだけで税金などのコストがかかってしまうリスクがあります。

この記事では、日本の空き家の現状と、空き家を所有するリスクと老朽化を防ぐための管理方法や空き家の活用方法についても詳しくご紹介します。

空き家の現状

空き家の問題は昨今の大きな社会問題となっています。

日本では空き家が増え続けており、この30年間で2倍以上に増加しています。

最新の情報では、居住実態がない住宅(空き家)は876万戸となっており、総住宅数の14%ほどで、総住宅数に空き家が占める割合は過去最高の数値になっています。


空き家放置のリスク

空き家のまま所有していると、様々なリスクがあります。

では実際に、空き家を所有しているとどのようなリスクがあって、責任を問われる可能性があるでしょうか。


建物の老朽化

人が暮らしていない家は、通風や換気ができず、湿気がこもるため、カビやにおい、害虫が発生し、家の老朽化を加速させます。

長く通水をしないことが原因で、水道管が錆びたり、破損しやすくなってしまいます。

また、雨漏りに気づかず放置してしまうと、シロアリやカビの大量発生による柱の腐食、鉄骨の錆びによって、家の基礎部分や骨組が劣化し、地震や台風・積雪などで建物が倒壊するなど、大きなトラブルの原因になることもあります。


空き家にかかる税金は固定資産税と都市計画税

空き家となって誰も住んでいなくても、所有しているだけで固定資産税と都市計画税が課税されます。

これは、誰かに売却したりしない限りは、ずっとかかり続ける税金です。



「特定空き家」に指定されると固定資産税が最大6倍に

家が建っている土地の場合、固定資産税・都市計画税の課税評価は軽減されますが、「特定空き家」に指定されるとこの軽減措置を受けられなくなります。

特定空き家に指定されると、最大で当初の税額の6倍近い税金を支払うことになる可能性があります。


※「特定空き家」とは

「特定空き家」とは、倒壊する恐れや、近隣に迷惑をかける恐れがあると自治体が判断した空き家です。
次の状態が1つでも当てはまれば、自治体から「特定空家等」と指定されます。
(1)倒壊など著しく保安上危険となるおそれがある状態
(2)アスベストの飛散やごみによる異臭の発生など、著しく衛生上有害となるおそれがある状態
(3)適切な管理がされていないことで著しく景観を損なっている状態
(4)その他、立木の枝の越境や棲みついた動物のふん尿などの影響によって、周辺の生活環境を乱している状態


損害賠償を問われる可能性も

放置された空き家は、「外壁材や屋根材の落下」、「家屋の倒壊」など保安上危険な状態となります。

外壁材や屋根材の落下によって通行人や近隣の家屋に損害を与えてしまうと、損害賠償責任を問われる可能性があります。


空き家管理で行うべき5つの作業

家の老朽化を防ぐためには、定期的にお手入れをしなければいけません。頻度としては、1ヶ月に一度行うのが理想です。

空き家の管理において必ずやっておくべきこと作業は、以下5つです。ご自身で空き家物件を管理される場合の参考になさってください。

◇換気
窓を開けて、家の中の空気を入れ替えましょう。
閉じっぱなしにしておくと、湿気がたまり、カビの発生や木材の劣化に繋がります。


◇通水
家の中の水回りは、一定時間水を流しておくようにしてください。
水道やトイレ、浴室などの水回りは、通水しないと、水道管が錆、破損する原因となりますし、水道管に溜まった水は悪臭の原因にもなります。


◇清掃
人がいなくても、ホコリがたまることがあります。しっかりときれいに清掃しましょう。
また、カビや汚れが発生していることもありますので、注意が必要です。


◇ゴミ拾い
庭やベランダなどにゴミが落ちていることがありますので注意が必要です。
ゴミがたまると、外観の印象も悪くなりますし、害虫・害獣が住み着く原因にもなります。


◇雨漏りの確認
古い物件の場合、屋根の劣化により雨漏りする可能性があります。
雨漏りを放置すると、カビや木材の劣化を早めてしまうので、しっかりと確認しましょう。



空き家管理を委託して老朽化を防ぐ

遠方に住んでいたり、定期的に空き家を訪れる時間がなかったりする方は、不動産会社などに管理を依頼する方法もあります。

月々わずかな費用で空き家が管理で老朽化を防げるのでおすすめです。

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空き家を活用する

空き家の活用する事ができれば多くのメリットが得られます。
慎重に検討して、空き家の活用方法を選びましょう。

・そのまま貸す
一番簡単な方法はそのまま貸し出すことです。
この場合、コストをかけずに活用することができて家賃収入を得る事ができます。

・リフォームして貸す
築年数が経過している建物であれば、リフォームの必要があるかもしれません。
リフォームを行った場合、その費用回収に時間がかかりますので慎重にご検討ください。

・建物を解体して土地活用する
ひどく老朽化している建物であれば、解体して更地で活用する方法もあります。
駐車場や貸地として貸し出す事が可能です。

◇売却
空き家を活用することが難しい場合、売却という選択もあります。
すぐに資金化が可能な不動産買取や、仲介という方法があります。



まとめ

相続した家が空き家となる場合、放置することで様々なリスクが生じます。

また、老朽化を防ぐためには、定期的に管理をしなければいけません。
家は年月が経てばどんどん古くなり、資産価値も下がっていってしまいます。
思い入れもある場合を除き、空き家を所有し続けることに大きなメリットはありません。
空き家を所有している場合には、なるべく早期に対策を行う事をおすすめします。

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